Linux で IP アドレスを確認する方法をメモったので、
Linux で IP アドレスを確認する方法。 私は Ubuntu 22.04 LTS を使用している。 以前は ifconfig が使えてたけど、Ubuntu 18 Ver.以降はデフォルトでは使えなく …
ついでにWindowsのも書き留めておく。
コマンドプロンプトを使ってIPアドレスの情報を取得
Win + R で "Run" ウィンドウを開く。
検索欄に "cmd" と入れて、コマンドプロンプトを開く。
Win キーのみで、検索欄に command prompt (もしくは cmd) と入れて検索してもOK。
コマンドプロンプトが開く。
で、このコマンドプロンプトに ipconfig
と入れると、IPアドレスが表示される。
PS C:\Users\XXX> ipconfig
Windows IP Configuration
Ethernet adapter イーサネット:
Connection-specific DNS Suffix . :
Link-local IPv6 Address . . . . . : feXX::dXXc:ebXX:dXX:aXXa%XX
IPv4 Address. . . . . . . . . . . : XXX.XXX.XXX.XXX
Subnet Mask . . . . . . . . . . . : 255.255.255.0
Default Gateway . . . . . . . . . : XXX.XXX.XXX.XXX
Wireless LAN adapter ローカル エリア接続* 15:
Media State . . . . . . . . . . . : Media disconnected
Connection-specific DNS Suffix . :
Wireless LAN adapter ローカル エリア接続* 16:
Media State . . . . . . . . . . . : Media disconnected
Connection-specific DNS Suffix . :
Wireless LAN adapter Wi-Fi 4:
Media State . . . . . . . . . . . : Media disconnected
Connection-specific DNS Suffix . :
Ethernet adapter vEthernet (Default Switch):
Connection-specific DNS Suffix . :
Link-local IPv6 Address . . . . . : feXX::dXXc:ebXX:dXX:aXXa%XX
IPv4 Address. . . . . . . . . . . : XXX.XXX.XXX.XXX
Subnet Mask . . . . . . . . . . . : 255.255.240.0
Default Gateway . . . . . . . . . :
Ethernet adapter vEthernet (WSL):
Connection-specific DNS Suffix . :
Link-local IPv6 Address . . . . . : feXX::dXXc:ebXX:dXX:aXXa%X
IPv4 Address. . . . . . . . . . . : XXX.XXX.XXX.XXX
Subnet Mask . . . . . . . . . . . : 255.255.240.0
Default Gateway . . . . . . . . . :
上段はデフォルトのIPアドレス。下段は Hyper-V のIPアドレス。
IP アドレスとサブネットマスク (Subnet Mask)
サブネットマスク (Subnet Mask) とは、IPアドレスのネットワーク部とホスト分を区別する識別子の事。
IPアドレス:ネットワーク部とホスト部
IPアドレス(Internet Protocol Address)はインターネットの住所を表しており、ネットワーク部は会社/オフィス/家などの住所、そこにある個々のコンピュータやタブレットなどのデバイスがホスト部となる。
住所でいうと、ネットワーク部が日本と都道府県、ホスト部がアパート名と部屋番号、のようなイメージ。
サブネットマスクの役割
IPアドレスは3桁毎に区切られた12桁の数字で表す。これは読みやすいように10進法で書かれているけれども、本来は2進法。
例えば192.168.11.5
というIPアドレスが会った場合、本来は、11000000.10101000.00001011.00000101 という事。
で、どこまでがネットワーク部の情報で、どこからがホスト部の情報かを示すのがサブネットマスク。
上例の場合、255.255.240.0
がサブネットマスクなので、2進法に治すと、11111111.11111111.11110000.00000000 という事になる。
この「1」の部分がネットワーク部で「0」の部分がホスト部になる。
プレフィックス/CIDR表記
UbuntuなどでIPアドレスを表示させると、サブネットマスクは表示されず、IPv4アドレスに172.18.97.4/20
のように表記される。
これは、サブネットマスクを簡易的に表記する方法。
プレフィックスの場合は、「ネットワークアドレスが先頭から何桁目までなのか」を / の後ろにつけて記載する。
/20 だったら、最初から20桁までがネットワークアドレスですよ、という意味。
- IPアドレス(172.18.97.4/20):10101100.00010010.01100001.00000100
- ネットワーク部:10101100.00010010.0110
- ホスト部:000100000100
デフォルトゲートウェイ (Default Gateway)
デフォルトゲートウェイ(Default Gateway)とは、内部ネットワークと外部ネットワークをつなぐためのネットワーク機器の事。
一般的にはルータがデフォルトゲートウェイの役割を担う。
内部ネットワークであるLAN(Local Area Network)と外部ネットワークであるWAN(Wide Area Network)との間にデフォルトゲートウェイが入る形。PC側からみて最寄りのルータがデフォルトゲートウェイになる。
デフォルトゲートウェイには NAPT (Network Address Port Translation) の機能もあり、LAN側に接続されているコンピューターにプライベートIPアドレスを付与した場合は、WAN側のネットワークにアクセスする際、デフォルトゲートウェイがグローバルIPアドレスに変換する。