加齢による炎症増加のメカニズムに核ラミナの減少が関与 更新日:2024年2月3日 公開日:2022年1月8日 Original Article 加齢による慢性炎症は、アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患と密接に関係しており、 炎症がこれら変性疾患の二次的変化だけでなく、増悪因子として働く事は周知の事実だと思います。 でも、どうして歳をとると慢性炎症 […] 続きを読む
加齢により髄膜のCCR7+リンパ球が減り、認知機能が悪くなる 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年5月30日 Original Article 脳の髄膜リンパ管が "再発見" されてから [1, 2]、神経変性疾患と髄膜リンパ管との関連についての研究が立て続けに報告されています [3, 4, 5]。 それと並行して、髄膜内の免疫系についても注目が集まっているよう […] 続きを読む
身体と脳を若く保つ5つのファクター 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年2月27日 Original Article 「いつまでも健康で、若々しくいたい」 と考える人は多いと思いますが、 実際の所、加齢との関連が最も高いファクターはどのようなものでしょうか? オランダ・アムステルダムUMCの Dr. Lansen らの研究グループは、 […] 続きを読む
センテナリアンの人達はアルツハイマー病理に負けない脳を持つ 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年2月21日 Original Article 学生時代、100歳を過ぎても元気に笑っている「きんさんぎんさん」の元気な姿をみて心が癒やされていました。 ぎんさんの他界後、剖検脳ではアルツハイマー病 (Alzheimer's disease, AD) の病理がみられた […] 続きを読む
マクロファージの代謝を促進すると、加齢による認知機能低下が改善する 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年2月11日 Original Article 高齢者の体内では、「炎症」関連のマーカーが高くなっており、脳内では健常人でも軽度の炎症が起こっています。 私は野生型マウス (C57BL/6J) 脳内を若齢と老齢で比較した事があるのですが、 老齢マウスの脳内では、アスト […] 続きを読む
GLS1を抑制すると老化細胞が死滅し、体が健康になる 更新日:2022年3月3日 公開日:2021年1月26日 Original Article このブログでも何度か取り上げましたが、 老化細胞(senescent cells)の除去(senolysis)は、アンチエイジングだけでなく、加齢に伴う様々な疾患の予防・治療ターゲットとして注目されています [1, 2] […] 続きを読む
年を取ると脳が固くなり…… 更新日:2024年2月3日 公開日:2019年9月1日 Original Article 加齢により、脳内の幹細胞・前駆細胞達の機能が喪失していく事はよく知られている。 では、加齢における何の要素が原因となっているのだろうか? 英ケンブリッジ大学のSegel, Chalutらは、オリゴデンドロサイト前駆細胞( […] 続きを読む
Aβに集まる老化OPCを除去すると認知機能が改善する? 更新日:2022年3月3日 公開日:2019年5月15日 Original Article Aβプラークはアルツハイマー病(Alzheimer's disease; AD)のhallmarkである。 NIHのZhang, Mattsonらは、AD患者の脳内およびADマウスモデル(APP/PS1)の脳内を調べ、A […] 続きを読む