APOE抗体による免疫療法は、血管に優しく、副作用が少なさそう 公開日:2021年2月24日 + My View アルツハイマー病 (Alzheimer's disease, AD) は、 アミロイドβ (Amyloid beta, Aβ) を主体とするAβプラーク 過リン酸化タウを主体とする神経原線維変化 (neurofibril […] 続きを読む
Rab5の発現を上げると、エンドソーム障害とともにAD-likeな病理病態が起こる 公開日:2021年2月15日 + My View アルツハイマー病 (Alzheimer's disease, AD) では、エンドソームの機能障害が確認されており [1]、 エンドソームの機能障害は、アミロイドβ (Amyloid beta, Aβ) の沈着より先に生 […] 続きを読む
髄膜リンパ管のドレナージ不全が、パーキンソン病の病態に関与する 公開日:2021年2月7日 + My View 長らく、脳にはリンパ管が存在しないと言われていましたが、 1987年、脳の表層にある髄膜には「リンパ管がある」と報告されていました [1]。 その後この発見はしばらく歴史に埋もれていましたが、 40年程経った2013年以 […] 続きを読む
Uch-L1 → Cdk5 → Drp1 のトランスニトロシル化が、ADのシナプス障害に関与する 公開日:2021年2月3日 + My View 過剰な一酸化窒素(nitric oxide, NO) は、神経障害をきたし、アルツハイマー病 (Alzheimer's disease, AD) やパーキンソン病 (Parkinson's disease, PD) 等、 […] 続きを読む
エクソソームで運ばれたタウは、透過性の亢進したリソソームから細胞質へ漏出し、凝集体のシードとなる 公開日:2021年1月22日 + My View タウオパチ-の脳内では、 「異常に凝集したタウが細胞間を伝播して、伝播先の内因性タウを凝集させ、どんどんタウ凝集体が広がっていく」 と考えられていますが、 その細胞間を伝播するルートには、 直接膜を透過 マクロピノサイト […] 続きを読む
ADタウの翻訳後修飾について網羅的に解析 公開日:2021年1月10日 + My View アルツハイマー病(Alzheimer's disease, AD)の主要病理の一つに、 「過剰にリン酸化したタウが凝集体を作り、それが脳内を広がっていく」 事はよく言われていますが、 タウは通常の脳でも、多くの部位がリン […] 続きを読む
TDP43はAβのフィブリル化を阻害して、AD病理を増悪させる 公開日:2020年12月27日 + My View TAR DNA-binding protein 43 (TDP-43) は、筋萎縮性側索硬化症 (amyotrophic lateral sclerosis, ALS) や前頭側頭葉変性症(Frontotemporal […] 続きを読む
AIMP2はαシヌクレイン凝集を促進する 公開日:2020年12月19日 + My View パーキンソン病(Parkinson's disease, PD)、レヴィ小体病(Lewy body disease, LBD) 、多系統萎縮症(Multiple system atrophy, MSA)等の主要病理蛋白で […] 続きを読む
歯状回アストロサイトに蓄積したタウの、ニューロンへの影響 公開日:2020年12月15日 + My View タウオパチーに分類される神経変性疾患 アルツハイマー病(Alzheimer's disease, AD) 進行性核上性麻痺(Progressive supranuclear palsy, PSP) 大脳皮質基底核変性症( […] 続きを読む
アデュカヌマブの効果はずっと続く? 公開日:2020年12月4日 + My View 先月6日に行われたFDAのアデュカヌマブミーティングではだいぶ旗色が悪く、FDA承認は難しそうな印象ですが、 少なくともマウス脳内では成績優秀のようです。 今回、ドイツ・Tübingen大学のDr. Juckerらの研究 […] 続きを読む
GGA3欠損でBACE1が軸索内に蓄積する 公開日:2020年11月30日 + My View GGA3は、Golgi-localized, gamma adaptin ear-containing, ARF-binding (GGA) ファミリーの一つで、トランス・ゴルジネットワーク–リソソーム間や、エンドソーム […] 続きを読む
αシヌクレイン凝集形成の多様性について真面目に検証 公開日:2020年11月18日 + My View αシヌクレイン(α-synuclein, α-syn)は、パーキンソン病、レビィ小体型認知症、多系統萎縮症など、シヌクレイノパチーの主要病理タンパクとして研究が進められており、 α-syn凝集体の多様性が疾患や病理の多様 […] 続きを読む