フィクションの世界に生きてみたい

ある日、私が化粧台でお化粧をしていると、暇を持て余した長男(11歳)がやってきて、私の隣にあるトレーニングジムセットで懸垂を始めました。

鉄棒にぶら下がった状態で、彼は私に話しかけてきました。

 

長男 「 あのさー、僕、人生ってつまらないなーって思うんだ。

 

(突然何事!?ついに来たか思春期!?)

と思いながら、私は

「そうなの。なんでつまらないの?」

と聞いてみました。

 

長男「だってさー、大人になったら絶対働かないといけないでしょ?
どの仕事も面白そうと思わないし、でも働かないとお金稼げないしさー。」

「それは困ったね。」

 

(これは『大人社会に失望する無気力なティーン期』といった感じかな?)

と思いながら、さらに聞いていると、

 

長男「あのさー、僕、フィクションの世界に生きてみたいと思うんだ。

 

(……え、どーゆーこと!?)

 

「フィクションの世界って、普段長男くんが読んでいる本みたいな?」

長男「うん、僕、突然魔法が使えるようになったり、モンスターと戦ったりするような人生ってもっと面白いんじゃないかと思うんだ。」

 



 

我が家の嫡男の思春期はもう少し先のようです……。

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