overcome

コアラボChairと直ラボPIとのミーティングが終わった後、私は今までのラボでの自分の言動を顧みました。

私は、渡米前に所属していたコアラボの人達とは、かなり良好な関係を築けていたと思っていました。

私と一緒のプロジェクトに関わってもらった人達からは、

「一緒に働けて本当に良かった、また次の機会も是非一緒に働きたい。」

と言ってもらっていましたが、その言葉に裏があるとは思えません。

もしかしたら私が直接関わっていなかった人達からは疎ましく思われていて、それに気が付かなかっただけかもしれないですが……。

 

現在のアメリカのラボにきてから、人間関係が最も重要なファクターだという気持ちはさらに強くなっており、上司、同僚、技術補佐員、事務員、その他すべての人達が気持ちよく働けるよう、日頃から細心の注意を払ってきていました。

そのお陰で、今のラボのPIからは

「あなたはアメリカで研究を続けていれば必ず成功する。」

と言ってもらうほどの評価を受け、

特に対人コミュニケーション能力について、高く評価していただいていました。

ラボの他のメンバーからも好かれているように感じており、

「私だってみんなに親切じゃないのよ。こんな事してあげるのはあなただからよ。」

と言って、私から頼まなくても積極的にサポートしてくれる人達がたくさんいます。

 

私と関わる人達みんなが気持ちよく働ける事、私とその人達がそれぞれの能力をお互いに引き出し合い、みんなでシナジーを作っていく事、

特に卓越した能力を持たない私が、唯一磨ける自分の長所と考え、これからも最重要項目として掲げてきたそのポリシーが、

「自分と関わる全ての人達と、良好な信頼関係を構築する」

という事でした。

ミーティングでコアラボChairと直ラボPIから伺った情報は、その「私の目指す理想の研究者像」とは真逆のもので、私は大変なショックを受けました。

 

 

帰国後に配属される予定のラボ(直ラボ)のメンバーとは、私が大学院生の頃に先輩だった2人を除いてほとんど面識がありません。

それなのに、そのラボのメンバー達は私の事を快く思っておらず、私という人物がそのラボに配属され、関わりを持つ事を恐れている、との事。

 

今回、関連病院勤務に関する要件が「度を越している」と判断された可能性はありますが、それだけでは普通ここまで言われないと思います。

元々私に対してネガティブな印象があったからこその反応のはずです。

 

……私はそのネガティブな印象について、一点、思い当たる事があります。

 

本当は書かない方がいいのだと思いますが、今は書きたい気分なので、非公開にする可能性も考えつつ、とりあえず書いておこうと思います。

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